2012年3月10日土曜日

犬の日光浴について教えてください。 共働きで、朝が忙しいことを言い訳に夜しか散...

犬の日光浴について教えてください。

共働きで、朝が忙しいことを言い訳に夜しか散歩に連れて行って

あげていません。

昼間は、一人でお留守番です。

犬もたまには、太陽の光を浴びさせた方がよろしいのでしょうか。







犬は深海生物ではありませんから、全く太陽の光に当たらないのはどうか思います。



ただ、犬は人とは違い、皮膚に7ーデヒドロコレステロールというビタミンDになる前の物質(プロビタミンD3)は少ないので、日光浴(紫外線)によってビタミンDを合成することはあまりできません。



犬の代謝機能上、人のような日光浴することによるビタミンD合成効果はあまり期待できるものではありませんから、ビタミンDは、ほぼ全て食品から摂取するものです。





実際、うちの犬は室内飼いでほぼ100%、夜(19時以降)にしか散歩にいきませんが、外見はもちろん、血液検査、ミネラル検査の結果においても何の問題もありません。







下の方がクル病の犬にカルシューム(カルシウム)粉末を処方しても治らないというような回答をされていますが、当たり前です。



ビタミンDが欠乏してカルシューム(カルシウム)の吸収が出来なくなるなどの理由でおきたクル病や骨軟化症の犬にたいして、ビタミンDを処方せずにカルシューム(カルシウム)粉末だけしか処方しないという獣医は、まずいないと思います。





犬も人も日光浴をしなかったとしても食品中のビタミンDは、消化管に吸収障害がない限りちゃんと吸収されますし、また、肝臓や腎臓に慢性疾患などなければ、ビタミンD(栄養素)から活性型ビタミンD(ホルモン)を合成することができます。





ビタミンD欠乏によるクル病や骨軟化症にたいしては、人も犬も同じで太陽に当たることやカルシウムの処方ではなく、欠乏しているビタミンDを摂取することが一番の治療です。





どうしても日光浴をさせなければ不安だというのでしたら、最初に回答されている方のおっしゃる通り、休日の日中(特に夏場は日差しの強くない時間帯)に散歩するようにすれば良いと思います。



ただし、紫外線の害は犬も人も同じで、強い紫外線や紫外線を長時間または、日常的に浴び続けるといった過剰な日光浴は毒であり、健康を害する可能性があることも忘れない方がいいと思います。





ちなみに、骨を作るという意味ではなく、朝を感じさせて体内時計を調節するという意味では、洗濯物を干すときなどに一緒にベランダに連れ出すとか、カーテンを全開にして太陽光を室内に入れるなどしてやれば良いと思います。








夜にでも散歩させてあげているあなたは偉い・・・・・と思います・・・・・・繋ぎっぱなしの犬のなんと多いことか・・・・・・・・・!







成犬ではあまり問題にはなりませんが。



子犬などの成長期では大きな問題です。

太陽に当たる事が出来ない子犬はクル病等の障害が起こります。

つまりいくら栄養豊富な食事を与えても太陽に当たらない事でその栄養を吸収するビタミン酵素が体内生産されません。

ですからその様な子犬に病院ではカルシューム粉末が処方されますが。

ゲージに入れっぱなしで太陽に当たれないと全く改善されません。

一番の治療は太陽に当てる事なのです。



ただ。

これらの事は成犬でも同じ事ですが。

表面化しないと言うだけで色々な疾患が出てきます。



生活や飼育には色々な条件がありますから飼育環境を変えるという事が難しければ室内飼育であれば。

窓際に行けるように工夫するとか。

サークルの位置を工夫するなど出来ると思います。







太陽光線に当たらないとビタミンDが合成されず、カルシウムの吸収阻害がおきるそうです。

とはいえ、真っ暗な部屋にずっといるわけではないですよね。室内飼いで散歩をしない犬がビタミンD欠乏症になったという話しは聞いたことがないので、あまり気にする必要はないんじゃないでしょうか。



本当の気持ちは、飼っているのだから忙しいことを言い訳にしないで、30分でも早起きして連れて行ってあげてよ、と言いたいところですが、ご事情もあるでしょう。

お休みの日には昼間から積極的に散歩に行ってあげてくださいな。

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