2012年3月28日水曜日

食品について質問です。 卵黄の主な資質成分は何ですか? それらの含有量と機能も...

食品について質問です。

卵黄の主な資質成分は何ですか?

それらの含有量と機能も教えてもらえるとありがたいです(^_^;)


また普通の成人はどのくらい鶏卵を摂取すれば良いのでしょうか?

質問が多いのですが分かる方いたら回答よろしくお願いします!!







卵黄の脂質構成比は、

トリグリセリド約65%、

リン脂質約35%、

コレステロール約4%、

他にカロテノイドなどが含まれます。



トリグリセリドは一般的に知られる中性脂肪のことです。

エネルギー源となり、また、脂肪細胞の形成に必要です。

トリグリセリドは3つの脂肪酸とグリセリンが結合したものですが、

脂肪酸の成分として多いのは

オレイン酸42.4%、

リノール酸15.9%、

アラキドン酸1.8%です。

オレイン酸はオリーブ油などにも多く、抗酸化作用が注目されています。

リノール酸は体内で作ることができないため、必須脂肪酸といわれています。

アラキドン酸は乳児の脳の発育に必要といわれています。



リン脂質はリン酸を含む脂質です。

リン脂質の一種で卵黄に特徴的なレシチンは、乳化作用があります。

乳化作用はマヨネーズの乳化などにも利用されています。

また、体の中の細胞膜など(生体膜)を構成したり、

ホルモンなどの働きを伝える手助けをしたり、

炎症を増強したり、血圧を低下させたり、様々な働きをするものがあります。



コレステロールはステロイド、と呼ばれる物質の一種です。

体内で胆汁の主成分になったり、

ステロイドホルモン(代表格は男性ホルモン、女性ホルモン)の原料になったり、

ビタミンDとなって小腸、腎臓、骨でのカルシウムイオンやリン酸の吸収に関与したりしています。



カロテノイドは色素であるカロテン、キサントフィルなどの総称です。

β-カロテンが体内でビタミンAの働きをするのはよく知られています。





成人の卵の摂取量に関してですが、

摂取する人の体格や活動量などによって個人差が大きく、

また、肉や魚といったほかのタンパク摂取量によっても左右されます。

また、高LDL血症やその傾向がある人でも、対応が異なってきます。

なので、一概にいうことはできませんが・・・



3食きttり、バランスよく食べて、なおかつ健康的な人であれば、

一日1個くらいが妥当だと思います。

牛乳とあわせて「完全栄養食」などと称される卵ですが、

どんな食品でも食べすぎはいろいろな健康への弊害の元です。

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